ヒッキーPからの視界

音楽について、VOCALOIDについて触れていきます。 あと自分の活動について。

カテゴリ: フェスレポート

 
 
・電撃BiS階段


【参考06】 BiS階段


BiS階段

【参考07】 電撃ネットワーク
http://www.youtube.com/watch?v=WxivQYtpuSQ

朝っぱら8時前から人々をノイズの轟音に巻き込み極端な監獄的空間を招いていた非常階段
全裸とか見せたりするカルトアイドルBiSを呼びまもなく登場。
戸川純カバー「好き好き大好き」の伴奏が軽く流れ、そこになだれこむように
沸騰した鍋に頭突っ込んだりするグループ電撃ネットワークも登場。
別々の方向にネジの捻じ切れたこの大物3つがこの日限りの合体バンド「電撃BiS階段」を
青森の僻地の朝8時という観る側にはめちゃめちゃハードルが高い環境でステージするという
とんでもない瞬間に立ち会う。

非常階段が後方でギターノイズ+絶叫を垂れ流しつつ、BiSの楽曲の伴奏が流される中で
電撃ネットワークが花火、鍋、墨、ドライアイス、真空パックの王道パフォーマンスを進行しながら
踊っているBiSに度々ちょっかいかけてパフォーマンスに巻き込んでいく、という基本構成だった。

電撃ネットワークのお馴染みのパフォーマンスを初めて目にできた!ガチでやっていた・・・!
BiSのメンバーも電撃と共にステージ、花道、リングを縦横無尽。
朝8時での入場者数は1500人程であったらしいけれど、
その中でこのステージ観てたのはざっと500人〜1000人くらい?
「うおおBiSがおるぞおお!」とノリノリになってたら、すぐリング沿いの前3列目位に流れた!やった!
前後には一見爽やかそうな兄ちゃんなのに、後ろにBiSと書かれたシャツを着ている研究員。
(※注 研究員=熱狂的なBiSファンの総称)
初音階段やディズビズにも好意的な反応でノっていた方々だったので、少し親近感も持つ。
でもBiSがリングに入るとめちゃくちゃ暴れる!めっちゃ暴れる!モッシュ!
BiSのカミヤサキがカメラ持って歩き回り客席を撮っていて目の前で何回も撮られた。
客の渦に揉まれながらアヘ顔になってるところ撮られたから写真絶対見たくねえ!
公開されませんように・・・。
 
まもなくステージに沸騰鍋が運ばれてくるのだけれど、
電撃の南部さんが恒例の顔突っ込みした時にBiSのウイカの手も捕まえられ
勢い良く片手をバシャッと入れさせられる!
テンテンコが真空パックの中に入れられて掃除機で空気抜かれる!
なんかヒライノゾミがノイズ弄ってる!!?
など、まずこんな要領で階段や電撃のパフォーマンスがBiSと一緒に体現されながら
BiSの定番曲「nerve」「primal.」になると振付けがリング上のメンバー、客一体となって行われ始める。
前3列目にまでいて直立地蔵は絶対したくなかったので
YouTubeで見た記憶だけを頼りに僕も振り付けを見よう見まねでやると、
めっちゃ楽しい!! 
リングの内側にあらん限りに腕を突き伸ばす無数の観客と、
リングの外側に懸命に手を差し伸べるメンバー。
前回記述の通り、特にリングには客スペースとの仕切りが無いので、
客と演者の境界線の厚さがリングのゴムの幅しかなく 
しかもこの危険な環境で時折BiSのメンバーがリング降りて客と客の合間を走り回る!
でも、広さに対して人の数もそう多くないから和気藹々ともしている。
このアイドルライブのアウトライン一線超える感覚。凄い。

もう何が何だか分からない混沌の空間が渦巻いている中で
売店の方からDPGのMr.パーフェクト福田洋がその渦の中に飛び込んでくる。
しかも僕がいる方向にやって来たので彼のモッシュを直に支えながらリングの方へ送ることに!
もう楽しすぎてKYな僕はみんなが「nerve」の指さす振り付けでメンバーに向かって差している時に
一人で福田洋に「YEAAHHH!!!」って指さしてた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 。
福田氏はリングに乱入しようとしてウイカに蹴り落とされてた。
一緒に細身のシャイボーイ氏も来ていた!

振り付け曲が終わり最後のフリーノイズ「BiS_kaidan」になると
花道やリング一面にBiSと電撃の面々が色水を客席にぶち撒け、
次いでバケツ一杯に入った鶏の足をポンポン投げ上げる。
ギターのピックかと思ったら鶏の足だった・・・。 
JOJOさんもなんか鶏の足投げてるけど、
じゃあ今ノイズ流してるの誰!?って確認する意識も朧気のうちに
電撃・BiS・階段全メンバーがステージ中央へ集まっていき、
手を繋いで「夏の魔物楽しんでいって下さい!」で終了。

※ニュースサイトのレポも参考になるかも!

電撃BiS階段、夏の魔物ライブはノイズ、火花、鶏の手飛び交うカオスに

http://www.musicman-net.com/artist/29030.html

朝8時半に色水を直でぶっかけられた人は このあと夜までどうすんだ!?って思うも
汗だらけになった自分も大差なく、一帯には異様な残り熱が漂っていた。
そのまま休む事なく青ステージへ。


・Wienners

 【参考08】 Wienners


CULT POP JAPAN

1stアルバムのタイトルCULT POP JAPANの通りに、
ゼロ世代の突然変異系の変拍子ロックバンドの緊張感、と
でんぱ組.incに楽曲提供するくらいにポップな曲作りの同居で、
カルトポップの異名を持つ新鋭ロックバンド。

某ボカロPさんから教えて貰って初めて 知り、聴いたら見事に自分のストライクど真ん中で
絶対観ようと決心していたもので
実際のライブも音源や動画とまんま等しい切れ味を持っていた・・・!
こういう、DTMでいう所の「WAVファイルを切り貼りしたかのようなぶつ切り感」って
生演奏だとマイルドになって「これが生演奏だね!」って雰囲気になると思うんだけれど、
WiennersはWAV切り貼りぶつ切りの切迫を持ったまま、
それに生演奏のダイナミックさを加えて存在してしまっている!
唐突に沈黙したり、計算された細かいタイミングで全員演奏がズレなく揃ったりと
関西ゼロ世代(彼らは関東だけど)を思い出させるイカれた音の放出をしまくり
脳みその死角の部分をピンセットで摘まれるような新しいハチャメチャ感にやられて
衝動的に楽しく押しくらまんじゅうしてた!
かつそこまでアバンギャルドな部分を強調しながら
全体は温かくてポップな曲の雰囲気で場を包み込んでいて、
そこにモンスター然とした存在感・オーラを覚えた。

「シャングリラ」の「T・O・K・Y・O!」の掛け声は青森の「R・I・N・G・O!」に変えて全員で歌う。
そこで若干ゆっくりするも、再びアップテンポな曲になると
否応なしに身体がバキバキと反応してしまう。
グルーヴと切迫の二刀流!
実はこの時、前日の不眠が祟り、
轟音による吐き気のようなものがこのWiennersのアクトでピークを迎えるも、
それを凌ぐライブのエネルギーを感じて後ろで大人しくは見てられなかった。
楽しい音楽の力で終始僕の身体と脳みそをバキバキに操る、最高のカルトポップバンドだった。
MCではベースの人が青森なのに秋田と勘違いしてたのが面白かった。

ここでWiennersのことを教えてくれた某ボカロPさんともう一方某ボカロPさんにお会いして
その時に大事な話を持ちかけられたのでその内容は後日発表します。



AM9:00

もうこの時点で
「青森最後の詩人ひろやー」「初音階段」「this is not a business」
「電撃BiS階段」「Wienners」
を見終えて各ライブで体力を酷使し、この時点で
普通のフェスを普通の感覚で見る人であればたぶん1日終わってるくらいの情報量。
たぶん夜とかになってるレベル。でもまだ2時間経ってない!?

本当はそのまま9時からの「ハナエ」を観に行く予定だったのが
あまりに体力を酷使して息切れと吐き気でどうにかなりそうだったので草原で寝転ぶ。 
僕が寝転んでる先のステージではmilktubが影山ヒロノブとデュエットとかしていて
寝転べるくらいのスペースから見ているにも関わらず、
ある程度は肉眼で確認できる距離にいることに気付く。
たぶんロックインジャパンとかだと立ってないといけない距離を
寝転びながら見れるって凄いぜ!!
などということ考えながら売店の飲み物買う。


 ●TRASH-UP vol.16 夏の魔物特集


季刊 TRASH-UP!! vol.16

並びに購入を決意していたのが、雑誌「TRASH-UP!!」の夏の魔物特集号
このフェスがいかに異端か変か外れ道的かということを
各関係者100ページ以上のインタビューで炙り出すという雑誌。
しかもこのフェスのいわくがあまりにありすぎて
読み出すと面白くて止まらない。

何が凄いかって、これを草原で読んで
「あっは!こんなヤバいフェス日本に現存するんか!?まじで!?
 行けたらいいなあー行きたいなー。どうやったら行けるのかなー。妄想しよう・・・
 って今まさにここでやってるーー!!!」 
という興奮をですね、現地で行えちゃうわけですよ。
 
たぶんこの興奮って

80年代に田舎少年が、東京のロックシーンを神格化して妄想しながら宝島社の雑誌を読んでいたら、
 顔を上げると目の前でそのシーンが繰り広げられていた


と全く同じ事を現実に体現しちゃってる興奮。 
TRASH-UPのvol.16、まだ売っているはずなので通販等おすすめします!!!!!!
http://www.trash-up.com/store/trash-up_vol16.html


(その3へ続く)
ヤバい、この時点でまだ朝9時半だ・・・・・・・・・・・・・・・。 

開演が朝7時という激烈アブノーマルなフェスのため、
前日早く就寝し当日の早朝に車で出発し、最初から観るという予定を立てるが、
ワクワクしすぎてベッドの中で眠るよう念じるも1時間しか眠れ
不安定なコンディションのまま出発。

・7時5分に現場に到着。心の準備もせぬうちにノッケから最初の驚嘆が。
なんと、DPGのメンバーご本人達が総出で入場受付をしている!!

【参考01】 DPG


夏の魔物エンタメユニット『DPG』登場!!!

予め動画で動向を追って愛着と尊敬の念を持っていた僕は
この時点で非現実的な洗礼を受け、すっかり夢の世界状態に突入。
その上、実際の受付手続きの際にはタイミングが合い、
あのめちゃくちゃ面白いプロレスラー福田洋ご本人にリストバンドを巻いてもらうことに。
「夏の魔物の動画みてファンになりました!握手して下さい!」とせがむと
「おお、いいですとも!まずはこのリストバンドを巻いてから・・・」と
映像で観たままのキャラで応じてくれる。 
次いで同メンバーの細身のシャイボーイ氏にも握手を求めると
「寒いですが頑張って下さい!あ!頑張るの僕の方だった!」
と、この方からもキャラクターと素が一心一体となった最高の言葉を頂きました^^

・7時17分入場。ここからは状況を整理するためにアーティスト毎に箇条書き。



・青森最後の詩人ひろやー

7時30分までは行われているのはDJダイノジのオープニングアクトのみで、
他のアーティストはまだ誰も動き出していないはず・・・だったのに!
タイムテーブルの何処にも記載されていないはずの著名ミュージシャンが、
入場するといきなり、そこに設置された小さいステージで朝7時から弾き語りしている

ここからしてもう夏の魔物は違ってた。入場して彼の歌を耳にして3秒で誰だか分かった。

【参考02】 青森最後の詩人ひろやー


津軽曼荼羅

青森最後の詩人ひろやーはMr. Freddie & The Marcury Devilのギタリスト。
「お前らはぁぁぁ〜!!セックスの豚なんだよぉぉぉおおおおお!!!」
って朝7時の入場してすぐの所で叫び続けているわけ!やべえ!
でもほとんどの人がそこを素通りしていき、
立ち止まって見てるのが2〜3人だったので4人目に加わる。
ひたすら同じリフを弾き倒して「おまえらもぉぉぉおお、セックスって叫んでくれよぉぉぉおおお!!!」
などと繰り返し煽ってくるので、
その場にいる数人だけで「セックス!!!セーックスッ!!!」と絶叫し合う謎の空間ができ、
最終的にはその場の人だけでXジャンプならぬSEXジャンプ しているという異様な光景になる。
でも最初は本当に見てるの数人だけだったのが、徐々に2〜30人に増えていくのが印象深かった。
ここで僕はセックスセックス叫びすぎて喉がガラガラになる。

___

7時30分。青ステージで話題の天狗バンドthis is not a businessが最終調整してる。
入場すぐの弾き語りステージから坂を登るとすぐ青ステージ、向かいに屋内ステージ
そこから売店や仮説トイレが並び向こうに赤ステージ(メインステージ)、というレイアウトで
まずは非常階段系列を見るために赤ステージに急ぐ。
そこで凡その地形を把握したんだけれど、それぞれのステージへの移動がとても楽で
赤ステージと青ステージ交互に見たい場合でも、走れば2分で移動できちゃう。
しかも人も少ないから、 待ち時間に予め陣取られたりという萎え要素が夏の魔物には無い!
(まだ朝だからというのもあるけれど、人が多い時間帯でも萎える事は一切無かった)
あと、おばちゃん達がマイペースに炊き出し始めている光景が地元ぽくて味があった。


・初音階段

【参考03】 初音階段


初音階段

赤ステージに到着すると人は多数集まっていたものの普通に前5列目くらいに収まる。
一般的なロックフェスの動画などを見ていると、ステージと柵の距離が遠く、
最前列でも遠くね!?などと思っていたものだけど、
夏の魔物はまるで学園祭のようにステージと客の距離が近い!

間もなくJOJO広重さんが出てきて、ソロギターで1分くらい肩慣らしのノイズをぶちまける。
この晴れ間差し込む7時半に、青森の山奥で非常階段のノイズ。
この異様な雰囲気と言ったらありゃしない!
その後すぐに初音ミクのコスプレをした女性が出てきて初音階段スタート。
 一曲目がヴェルヴェットアンダーグラウンドのSunday Morningのカバー。
 
この晴れ間差し込む7時半にこの選曲。初音ミクのコス。MIDIっぽいトラック。JOJOさんのノイズ。
全てが組み合わさったこの異様な雰囲気といったらもう・・・!

初音階段はバックトラックとミクの音源を流しながら、
そこにコスプレの人が生声を重ねて「初音ミクの擬似ライブ」みたく演出するのだけれど、
既製のミク音源と生声のバランスと、視覚の妙で、
さもミクが生でライブで歌っているように見える/聞こえるのが幻想的。
あと、初音階段の音源を聞いた時は「普通の演奏音源のバックにノイズを足してる」と聞こえた物が、
ライブだとまるで印象が全然異なり、
”擬似ミク空間”に鋭いノイズが切り裂いて入ってくるように干渉し合うのが凄かった。

数曲のカバー曲を聴いたあと、曰くの天狗バンドを鑑賞するために青ステージへ移動。
情報によると僕が離れた後、初音階段はチューリップの「虹とスニーカーの頃」のカバーをやったらしい。
それを一番観たかったわ!!ガーン 。


 ・this is not a business

 【参考04】 this is not a business


10 goods

実はこのバンドを観る時だけのために、アマゾンで被り物買ったんです。

this is not a business通称ディスビズは全員天狗のお面を付けたバンドで、
今年の春に突如「WITH A MISSION」という楽曲をYouTubeに投稿して姿を現す。
 でもライブ無し、動画投稿1作だけで瞬く間に話題になり1ヶ月せぬ内にナタリーでインタビュー、
という流れに広告代理店の臭いを含む胡散臭さを感じた僕は
「んえ?マンウィズの別名ユニット??」などそんな疑いをかけ、
その真偽を問うべく、「天狗= 自惚れで高慢」に対抗しての「ビッグマウス」なるかぶり物をつけながら
ライブ後半のモッシュの渦の中に唐突に乱入し飛び込んでいく、

という予定だったのが、 走って青ステージへ向かってみると
観ている人は多いものの、一歩引いた位置でやや乗りしている方がほとんどで
ノリノリで走っていったら、モッシュどころか人との接触も起こる事なく
そのままステージ目の前の最前の柵に到着してしまった。

格好がつかないので、その最前列で柵を掴みながら
目の前で演奏する彼らへ向けてイェイイェイと拳を振り上げて楽しむことに。
隣のお客さんに「それわざわざ持ってきたんですか!?」と突っ込まれ
嬉々としながら「そうなんですよぉ〜」などと会話はしていたものの
メンバーの方のMCがまだ馴れてない感じで、ぎこちない雰囲気が伝わってきて 
「ああ、これはまだ客の一人がかぶり物かぶってた所でイジってくれなさそうや・・・」とここで悟る。

でもライブ自体は格好よく、ドラムが打ち込みなので軽かったけれどキャッチーで疾走していて
何よりボーカルの加藤小判さんの跳躍パフォーマンスが最高に決まっていた。
最後の2曲の時には僕のビッグマウスが外れかけて
片手で押さえながらもう片手で拳振り上げてた。

ここで、同じく最前列の3つくらい隣りで観ていたのが高校の先輩だった、
というまさかの出会いを果たす。ディスビズが終わった後、その方と
「おーお前BiS好きなんでしょ?」
「ど、どこからその情報を!?先輩はやっぱりフラカンが目玉ですよね?」
「実はでんぱ組がね」
といった取り留めの無い会話をする。

 
・非常階段

急いで赤ステージに戻ると、単体の非常階段の演奏がクライマックスを迎えてて
カオスの境地に達していた・・・。この、うるささよりも優先して興奮を抉られる強烈な感じ。凄い焦燥感。
終盤だったので、赤ステージに着いて間もなく演奏終了したんだけど
自分が一番生で野外で聴きたかった音は初音階段よりも、電撃BiS階段よりも、この単体の非常階段で、
2分たらずしか聴けなかったことが非常に悔やまれる・・・。
この音、屋内より野外で聴く方が絶対いいに決まってる!
次に野外で非常階段やるのっていつだよ!!(遠吠え)

【参考05】 非常階段


蔵六の奇病




(その2へ続く)

...ってまだここ朝8時の段階じゃないか!! 

悪名ばかり轟いていた超問題児的ロックフェス「夏の魔物」行ってきました。 

初めてこのフェスを知ったのが2010年の「The Mirraz事件」の時でした。 
主催者が事前のインタビューで「2日開催のうち1日目はヘボいバンド淘汰の場」と煽り 
それにキレたバンドThe Mirrazが主催者をディスりながら不真面目な演奏と発言を繰り返し 
ステージ上でMr.Freddie&The Mercury devilのボーカルがMirrazのボーカルを殴り 
乱闘未遂が起こるという何ともスキャンダラスな事件・・・ 。

プロレス的思考を拒絶していた訳ではなかった自分は、
「こんな攻めたフェスが割と近所に現存してるなんて!! 
 てかそもそもフェスなんて遠い地方の物だと思ってたのに 
 近くでフェスやってて、それがこんなにイカれたフェスだなんて!!」 

と並々ならぬ興味を示しました。 

調べてみるとそれだけではなく、数々の悪名が 
芋づる式に引っ張られて出てくるわけです。
時間を押すの当たり前、フードがレトルトばかり、 
アーティスト対応が雑で怒る出演者続出、まず全体の管理が雑、
など 
聞けば金持ちの息子(初回時は高校生)がロック好きで家族運営で始めたフェスなどという 
メルヘンないきさつも含めてトンデモナイ話ばかりでした。 



しかしその状況下で強く目をひいたのは 
毎年その巧妙なチョイスとバランスでロック好きの胸を抉ってくるような 
卓越したブッキングセンスでした。 

新旧、メジャーマイナー、フォークやポップスなどの垣根が無く 
ピンポイントで鋭い所を拾ってきていて、 
日本のロックシーンを隅までしっかり俯瞰していないとできない熱いブッキングで 
この選球芯を、どこぞのボンボン息子が持てるもんなのか!?
と懐疑してしまう装いでした。 

特に去年2012年など、四大フェスのように出演数の贅沢はできず限られている中で、 
ブッチャーズやキンブラなど正統派を芯としながら 
アーバン、0.8秒と衝撃、かまってちゃん等のサブカル勢の充実、 
頭脳警察、ラフィンノーズ、内田裕也など古参勢の重視をしつつ 
ブリーフ&トランクス、ZONE、スチャダラパーなど 
普通のフェスには呼ばれないけれど何らかの魅力があるグループをも包容しながら 
うみのて、大森靖子、撃鉄などかなり地下の新鋭アーティストまで行き届いていて 
BiSやアリス十番のアイドルさえ取り込み果てはプロレスの興行まで・・・ 

その字面の振り幅といったら・・・! 


そもそもなぜこんなにも評判の悪いフェスが、 

毎年毎年凄いメンツと凄い自由度を誇りながらフェスクラスタでの知名度を鰻登りに上げ、 
「次はこいつらできたか!」というサプライズを 
毎年毎年ネタも切らさず提供してくれるのか。 
逆になぜここまでバイタリティのあるフェスがここまで評判が悪いのか。 
何より何故自分をここまで惹きつけるのか! 



ということでそれを確かめるべく、
 
多少の不便は全然気にしないタイプの僕は 
今年こそは絶対行こうと決意したのでした。

以上が、僕が青森のこのロックフェスティバル「夏の魔物」に惹かれた流れです。
次エントリより実際のライブについてレポートまとめていきます。

 
索引

その1
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2095372.html


その2
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2101836.html


その3
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102120.html

その4
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102129.html

その5
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102141.html


その6
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102357.html

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