バカじゃないのかって真っ当な人は言うじゃないですか。
でもそんな真っ当な理屈で効率悪いと断言しちゃえるなんて、
その大枠の模様の奥に隠された小さな歪みや、
規則やシステムでは実現できないような、人の手の不正確さがもたらす
直接の感想として表現はできないけどなぜかバイブスを刺激するパワーみたいなものを
ろくに感受できてないわけじゃないですか!

技術の線上から超えた所にある衝撃、
説明できない所にある凄みや良さ、広い意味でのグルーヴをぜんぜん尊重せずに
このシステムが最も賢いとか言えちゃうわけでしょ?

あなたの感動はその程度でしょうか?ねえ!!

「めんどうくさい、効率の悪いこと」と「とても熱いやる気」がぶつかって形になると、
どこかでその行き場が無い分のパワーがどこかの細部で働き、
明確な技術として作品には顕れなくても、
得体の知れない凄みとして、誰かがそれを鋭く感受してくれるものだと思うんです。
「なんか分からないが凄く面白く感じる」はそこにあるのではないでしょうか?
けして効率の悪さは無駄じゃないと信じているし、
何か明確な言葉(ジャンルや奏法など)にできる技術ではなくて、
上述したような、言葉にしがたいエネルギーを求めて音楽を聴いている
(でも「言葉にしがたいエネルギー」という言葉にもできずにもやもやしている)
そんな人が最も大多数なのではないでしょうか?

そんな理的には語りづらい部分が音楽の良い部分で、
語りづらいものを無理やり語ろうとするアティテュードは僕は大好きですが、
音楽にこれが正解とか一つの秩序があると思っている人とはきっと音楽の話ができないんだろうとは思う。
とても思う。