悪名ばかり轟いていた超問題児的ロックフェス「夏の魔物」行ってきました。 

初めてこのフェスを知ったのが2010年の「The Mirraz事件」の時でした。 
主催者が事前のインタビューで「2日開催のうち1日目はヘボいバンド淘汰の場」と煽り 
それにキレたバンドThe Mirrazが主催者をディスりながら不真面目な演奏と発言を繰り返し 
ステージ上でMr.Freddie&The Mercury devilのボーカルがMirrazのボーカルを殴り 
乱闘未遂が起こるという何ともスキャンダラスな事件・・・ 。

プロレス的思考を拒絶していた訳ではなかった自分は、
「こんな攻めたフェスが割と近所に現存してるなんて!! 
 てかそもそもフェスなんて遠い地方の物だと思ってたのに 
 近くでフェスやってて、それがこんなにイカれたフェスだなんて!!」 

と並々ならぬ興味を示しました。 

調べてみるとそれだけではなく、数々の悪名が 
芋づる式に引っ張られて出てくるわけです。
時間を押すの当たり前、フードがレトルトばかり、 
アーティスト対応が雑で怒る出演者続出、まず全体の管理が雑、
など 
聞けば金持ちの息子(初回時は高校生)がロック好きで家族運営で始めたフェスなどという 
メルヘンないきさつも含めてトンデモナイ話ばかりでした。 



しかしその状況下で強く目をひいたのは 
毎年その巧妙なチョイスとバランスでロック好きの胸を抉ってくるような 
卓越したブッキングセンスでした。 

新旧、メジャーマイナー、フォークやポップスなどの垣根が無く 
ピンポイントで鋭い所を拾ってきていて、 
日本のロックシーンを隅までしっかり俯瞰していないとできない熱いブッキングで 
この選球芯を、どこぞのボンボン息子が持てるもんなのか!?
と懐疑してしまう装いでした。 

特に去年2012年など、四大フェスのように出演数の贅沢はできず限られている中で、 
ブッチャーズやキンブラなど正統派を芯としながら 
アーバン、0.8秒と衝撃、かまってちゃん等のサブカル勢の充実、 
頭脳警察、ラフィンノーズ、内田裕也など古参勢の重視をしつつ 
ブリーフ&トランクス、ZONE、スチャダラパーなど 
普通のフェスには呼ばれないけれど何らかの魅力があるグループをも包容しながら 
うみのて、大森靖子、撃鉄などかなり地下の新鋭アーティストまで行き届いていて 
BiSやアリス十番のアイドルさえ取り込み果てはプロレスの興行まで・・・ 

その字面の振り幅といったら・・・! 


そもそもなぜこんなにも評判の悪いフェスが、 

毎年毎年凄いメンツと凄い自由度を誇りながらフェスクラスタでの知名度を鰻登りに上げ、 
「次はこいつらできたか!」というサプライズを 
毎年毎年ネタも切らさず提供してくれるのか。 
逆になぜここまでバイタリティのあるフェスがここまで評判が悪いのか。 
何より何故自分をここまで惹きつけるのか! 



ということでそれを確かめるべく、
 
多少の不便は全然気にしないタイプの僕は 
今年こそは絶対行こうと決意したのでした。

以上が、僕が青森のこのロックフェスティバル「夏の魔物」に惹かれた流れです。
次エントリより実際のライブについてレポートまとめていきます。

 
索引

その1
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2095372.html


その2
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2101836.html


その3
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102120.html

その4
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102129.html

その5
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102141.html


その6
http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2102357.html