ヒッキーPからの視界

音楽について、VOCALOIDについて触れていきます。 あと自分の活動について。

ヒッキーP一般流通アルバム「Eutopia」、2012年12月19日発売
※本名「大高丈宙」名義ですが、ヒッキーPに間違いありません。
全27曲/全部ボカロ曲/全部鏡音リン/全国CDショップで取り寄せ可能/Amazonでも購入可能

Eutopia / 大高丈宙

★「Eutopia」公式特設HP http://wonderground.sakura.ne.jp/_gingaweb/eutopia.html
★他アルバム http://blog.livedoor.jp/hikkie1987/archives/2178004.html

一連の事件・騒動がありましたが、
それを経てリリースされたASKAの新譜「Too many people」はそれに関係なく傑作であり、
何か書き留めるべきと思ってこのブログを動かしてみました。

CHAGE and ASKAは「SAY YES」「YAH YAH YAH」の印象だけが先行しますが、
彼らはオルタナティブ・ポップアーティストというのが僕の見解です。
彼らのコアな魅力について語るのは省きますが、
一度SAY YESやYAH YAH YAHの印象を置いておいて、
参考にして頂ければ嬉しいです。



Too many people



前作「SCRAMBLE」が自身の集大成かつメロディー・フレーズがビンビンに光った傑作であったので、
一連の出来事があり、もう諦めがついていたのですが・・・。

ここ何作かよりも更に普遍的なバンドサウンドになっていると思うのですが、
その上にグッと来るメロディーや歌唱が1曲1曲それぞれ、はっきりと違う形で乗せられています。
SCRAMBLEの傑作感が引き継がれていて、
ASKA節を感じさせながら、マンネリとは思わせない鮮度の保ち方が59歳とは思えない。
長らくASKAのアルバムに見られた、
ミステリアスな雰囲気や複雑なコード進行に関しては今回は比較的抑えめで、
SCRAMBLEのような高級感がある装飾もあんまりないけれど、
聴き手の温度を最後まで維持させる曲・歌としての練り込み、
アルバムの曲順等がSCRAMBLEと同等に徹底されているので

アレンジが派手じゃなくても、最後まで心が潤った状態で曲に込められた感情を享受できます。

柔軟な感覚で普遍的なポップ・アンセムを作り、独特の粘り強い歌唱でロックの牽引力を込めていく。
ASKAのトップミュージシャンとしての地の魅力がフル稼働されているアルバムだと思いました。




・・・。



・・・そして何より歌詞です。
僕は今までASKAの煙に巻いたような歌詞にはそこまで好感を抱いていませんでした。
(勿論好きな歌詞もありますが)

逮捕前はASKAの人格を聖人のように崇める方などもいましたが、
自分は昔も今も全然そうは思わないし、

女にだらしなさそうだとも思ってたし、のぼせあがっているようにも感じられたし、
自分の弱さや不利なことを意味深な言葉で言いくるめるのが上手い人なのかなとも思っています。
ただ、それも含めて人間臭い所が好きでもありました。

でも、今回のアルバムの歌詞は、ASKAがトップスターとしてではなく、
一人の裸の人間として自分の弱さと対峙して書いたものに感じられて、
そういった曲は「月が近づけば少しはましだろう」などこれまでも断片的に見られていたとは思うのですが、
今回はアルバム単位で「スター的高さ」を排しています。
それによって本当に様々な境遇の人の親身に寄り添っているかのような歌詞になっていて、
その部分が個人的にはこれまでで最も心に伝わってきました。

全曲好きですが、「Be Free」のか細い叫びのようなフレーズ、

「自由になりなさい 楽になりなさい 誰かにそんな風に言ってもらいたい」
「僕はいつもつまづいてばかりいるくせに 輝きばかりを求めて歩いてるくせに」

の部分から感じられるものが心に引っかかりました。
かつてこの人がこんなに愚直に弱さを見せることがあったでしょうか?
そこから前半〜中盤の曲順・流れがなし崩しに心を動かしていきます・・・。
アーティストの経緯は全く無関係だけど、syrup16gのアルバム「Syrup16g」が好きな人に勧めたい。

そんな、ブランドも、無駄なプライドも捨てて、
ただミュージシャンであるというプライドだけは堅く守り通して作ったASKAの渾身の一枚、
ぜひ、以上に述べた意味合いとしての歌詞も含めて、このアルバムを聴いてほしいと強く思いました。

心にぶっ刺さったアルバムを聴くと、
その興奮のままgoogleで検索して他の人のレビューを探してしまうんだけど、
こんなにも感銘を受けたアルバムの感想を誰も書いてなかったので書きたいと思った。


AWAKE IN A REVISITED WORLD

80年代後半から90年代前半、
アンダーグラウンドで一部からカリスマ的な熱狂を受けていたASYLUMの24年ぶりの新作。

自分がASYLUMを知ったのは10年前、ヴィジュアル系のルーツを調べるため
X/LUNA SEA以前に同様の美学を持っていたバンドをひたすら調べていた時、
カリガリを経由して初期FOOL'S MATE編集長が担っていた偏執狂バンドYBO2とトランスレコードを知り、
そこから名前を聞き、YouTubeで動画を探し、衝撃を受けた所から始まるのだけど、

まず最初に耳を引いたのがボーカルのガゼルのスーパーヴォーカリスト力。
聴き手の胸倉をつかんでくるような絶唱と、併せて耽美の原点ととれるカッコいい歌唱。
そして気味の悪いコード進行で殴りつけてくるようなプログレッシブでハードコアパンクな世界・・・。
同じ時代にカッコいいバンドは沢山あれど、
ボーカルのカリスマ性をこの練り上げられた音楽性に乗せて、
化学反応を起こしているのに徹底的にアンダーグラウンドであり続けているのが凄い。

そのASYLUMの24年ぶりの新作!!!
でも正直、バンドにブランクが空くほど、本人も老い、時代も聴く人の感覚も変わり、
当時は斬新だと思われていたことが当たり前の手法になり、
しかしその変化をバンド側がいまいち掴んでなかったりして、
バンドの再結成した後の新作を聴くと素直に楽しめないことが多いというのが経験則としてあったので、
ASYLUMの新譜も聴かずに居る方がいいのでは、と最初は思っていた。

たいへん大きな間違いだった!!!

ふと聴いてみたAmazonの試聴でそれに気付き、
急遽FOOL'S MATEのニコニコチャンネルに有料登録しASYLUMのニコ生を拝見し、
そこで行われていたスタジオライブに絶句。
慌てて10/28の新代田ワンマンライブのチケットを取り会場でCDを購入。
まずライブが映像を上回る迫力で圧倒されたけどそれはまた別の話として、


何なんだよこのアルバムは・・・!
ロックという分類をするであれば迷うことなく真ん中のロックではあって、
プログレと称する人がいればそれも抵抗無くそうですねと言えるのだけれど、
そうであること以外の判断を奪われるようなアルバムだ・・・。

「普通じゃない、繊細に練られた細部が寄り集まり、それらが骨格にくっつき、割り切れない魅力を生んでる」
と言えばいいのか、そういった正統派的なのに複雑混沌と進んでいくアルバムの雰囲気が
やがてガゼルの胸倉をつかむような歌唱とともに大きな感情を連れてくるのが本当に凄い。
この感じどこかでデジャヴがあると思ったんだけど、
(本当に誤解を恐れずに言えば)DIR EN GREYの「UROBOROS」だ。
音楽性が似てるんじゃなくて、アルバムのアティテュードが非常に似ていると思う。
形容しづらいしできないのだけれど、
その形容できないニュアンスを形にしようという意思が明確に存在している。

明らかにASYLUMのオリジナリティは揺らいでなく、味が削られることなく、むしろ研ぎ澄まされていて
しかも解散前の活動から違和感の無い形で、
かつ完全に過去のどれとも違う内容でアルバムが完成している。
それが24年ぶりの新作という形で、年齢を重ねた現在に放っているのが本当に本当に凄い。
ASYLUMが休止中もずっと現役で、新しい形についてずっと考え続けてきたことが窺える。

ASYLUMの新作。おすすめです!!!

10月8日、「秋の夜長のせつnight」 in 大久保HOT SHOT
にて処女Aの初ライブ無事修了しました。

会場入りした時から、一番現役でライブをこなされている
ベースのヨシミズアンリ(mueslie)さんが異様な緊張をされていて、
緊張して下さることに内心とてもウフフ嬉しいなと思っちまってました。
大丈夫Pもそわそわしながら打ち合わせしているのを見て、

その時、いまいち自分の中で言葉になっていなかった感謝の内容が 
文章として心の中に顕れてきました。



処女Aとは僕が高校生の時に、架空のバンドとして
自分で曲を作り演奏し録音し、ネットにアップロードしたりCDに焼いたりしていた
一人活動だったのです。

それを今になって実現するために曼荼羅Pが動いて始動したのですが、
僕の高校生の頃の欲求を実現するために、
ギターの大丈夫P、ベースのアンリさんは音源を耳コピして
自ら譜面を書いて練習して下さってました


8月、初めてのスタジオ入りの時、僕は2人のために何も用意してませんでした。
ですが2人が持ってきたその譜面を見て非常にショッキングな気持ちになりました。
自分が、いかに何もせず何も考えずにスタジオに入ってしまったのか、
本当に申し訳なく思い、深く反省しました。

自分の処女Aの曲はチューニングがワイルドなので、
耳コピの認識では難しいものがあったので、譜面を書き直して大丈夫Pに渡し直しました。
また、僕も歌詞が飛ばないよう処女Aのセットリストの曲を聴き続けてシミュレーションを続けました。

それでも、何年も自分の曲として所有し続けている自分と、
ゼロから曲をとらえなければいけない他の方だと、準備量も、背負ってる緊張も、
まるで段違いであったと思います。



今日のために今日までに3人が準備を重ね続けてくれたその蓄積によって、
今日のライブを行うことができるということ。
今日のために積み上げてきた蓄積が無かったら
今日のステージは実現できないということ。

そんなことを考えたら、自分のフロントマンとしての緊張なんてクズほどの価値もないと思え、
ガクガクするような緊張はなくなりました。  
代わりに、全部のパートの責任を自分が負えるような気迫をぶつけてやろうという決意が固まりました。



演奏の不備、ボーカルの不備が無かったわけではありませんが、
ステージをパッケージして考えると、「処女A」を投げつけることはできたと思います。
たぶん自分が処女Aを何も知らない第三者だった時に、
処女Aを好きになれるライブにすることはできたと思います。

だから本当に、
曼荼羅P、大丈夫P、アンリさん、
2ヶ月間、僕の自分勝手な青春を呑み込んでくれてありがとうございます。 

そして本当に言いづらいですが・・・、
またお願いします・・・。 

そして観て下さった方々が、チケット代分の何かしらの記憶・印象・感想を持ってくれていれば
処女A冥利に尽きます。 



2016y10m16d_223032048 





10/8
「秋の夜長のせつnight」
大久保 HOT SHOT
処女Aセットリスト

1 朝焼け死んだ
2 smog
(MC)
3 責任脳力ナシ
4 大快晴、然らば惰性
5 ダマスカスの刑務所 (大丈夫P presents)
6 のどが渇く
7 晴天の、朝




そして他の出演者の方・・・ステージ全ては観られなかったんですが、

ジェバンニP
伝説のリンちゃん像を創り上げた、リンちゃん像からかけ離れたジェバンニPのステージ・・・。
「リン廃宣言」を聴けたことに感動しました。
LUPIAがロックバンドであることに対して、ジェバンニPはポップアイコンなのだと思いました。

長雨ルウナさん
本番は観られなかったのですが、リハーサルでジェバンニPの「ユートピアン」のカバーを歌っているのを観て
思わず泣きそうになりました。穏やかな歌声の方なのですが切実に迫ってきて、感動でした。
今度また見せて下さい・・・

そらでねる
ユーモラスで温かくて格好良いバンドでした。事前知識がなくてもめちゃめちゃ楽しめる!楽しい!
アウトロ→MCに入りかける→またアウトロ→MCに入りかける→アウトロ→・・・
っていう曲がめちゃめちゃ可笑しかったです

曼荼羅P
ステージ袖で聴きました。凄い、他のどのステージとも異なる
フォークイベント形式で色んな人と入れ替わりでトークを交えながらコラボをしていく演出が
イベント全体のスパイスにもなってました。 
ちなみに自分も、曼荼羅Pのギター演奏で「知らない街」と「空澱粉」を歌わせて頂きました。 

重本大輔(プロ熱波師)
この企画は本当に斬新だったと思います。
熱波とはスペインやフランスの文化「ロウリュ」を日本流に発展させた文化で、
通常はサウナで行われるパフォーマンスです。
重本大輔さんはプロの熱波師で、熱波甲子園で優勝した文字通り日本一の熱波師ですが
そんな彼を以ってしてもライブハウスで熱波を行うというのは前代未聞ということ。
この雰囲気は観てみないと分からないものだと思います・・・・・・・・・。
素晴らしき熱波の世界についてはまた後日・・・。


せつKnights
ありとあらゆるステージの後でこのコンセプトは凄かった・・・。



忘れられない一日でした。本当にありがとうございます。

実家の本棚には大量のレコードが敷き詰められており、幼少〜小学生の頃の自分は、
その中から何となく名前を聞いた事あるような名前のレコードを取り出し、
興味本位で針を落としては耳を傾けて、
そして大抵の場合は(小学生の頃の自分は) あまり興味を持てず
すぐに棚に戻したりしていたものです。

でもその中で「おっ!?なんだ!?これは!?」みたいなアルバムもあって、
それが今の自分に繋がっていることでもあるのですが、
 
 レコード時代の音源・アルバムを聴くとだいたい
「レコードで聴いていた時の聴き方を頭がしようとする」 のです。
これは不思議なことで、今まではこの感覚を言葉にすることもなかったのですが、
はっきりと「CDの聴き方と違うし、CDと同感覚の聴き方だと全然味わえないだろう」 
という感覚があるのです。



さあ、書き始めよう!って思うじゃない?
タイムアウトなんですよ・・・!
また長い労働が始まります・・・。
後で追記する形で記事にいたします。 

僕が中学生の頃はちょうどインターネットが普及し始めた頃で、
テレビのニュースでは「アダルトサイトにアクセスしたらダイヤルQ2に接続されて高額の請求が!」など
インターネットの危険性を訴える特集もよく組まれていた時代です

そんな特集を目にしてか、母親は、
僕がパソコンをしていると頻繁にその様子を監視しに来るようになりました。
ですので、どうしてもアダルトサイトを覗きたいときはもはや戦争。
危険なサイトに繋がって取り返しのつかないことにならぬよう、
AVのパッケージの画面をオカズにするなど、リスクヘッジにもヌカりはなかったのですが、
それでも「見つかったら死ぬ!見つかったら死ぬ!」という極限状態の中で
時間の隙間を見て目に焼き付けて、その記憶を反芻しながら
寝る前にベッドでシコっていました。

ある日、既にアダルトサイトを見終わって「よ〜し、寝るときこれでシコるぞ〜」という野望を持ちつつ
普通のサイトを見ていたら母親がいつも通り、険しい疑念の顔でパソコンの所へやってきました。
自信満々に大手検索サイトのページを見せびらかす僕。
するとなぜか表情がさらに鬼の形相になっていく母。
「あんた・・・!それ、何なの!そのエッチ占いって!コラ!!」
よく見ると、脇に出ている広告バナーの一つに「ちょっとエッチな恋愛占い」が表示されていたのです。
「いや、これはバナーといって・・・」
「は?なに言い訳してんの!!エッチなもの見て!!犯罪なのよ!
 何万円も払えるのあんた!!あんたの貯金から出すのよ!!」
これらが延々と繰り返される罵声。
少なくともこの場ではエロいページなど全く開いてないのに、
ネットの仕組みなど少しも知らない母に何も通じるはずがありませんでした。

もやもやした気持ちで説教を浴び、そのまま僕は「寝る」と言ってベッドへ向かいました。
くそっ!こうなったらこの苛立ちをオナニーで解消だ!
ベッドの布団の中で無我夢中でシコっていると、
そのまさに発射の瞬間、母親がいきなり部屋に入ってきて言ってきました。
「あんた、あんまりエッチなページばかり見ているとパソコン禁止にするからね!
 ・・・あんた怪しいわね、布団の中を見せなさい!!」
お、終わった・・・。
僕の焦燥と共に発射したてのブツはたちまちミニマムサイズまで萎んでいき、
布団の中のどこかにあるパンツの場所を手でまさぐって探している間に
虚しくもあっけなく僕の布団は引き剥がされ、
僕の自信なき下半身とティッシュのかたまりが露になりました。
「あんた・・・あんた・・・そんなことばっかりやってると死ぬんだよ!!
 新聞でお医者さんが書いてたんだから!!」

翌日、前の日の新聞をチェックすると、
大衆雑誌の広告の一角に「腹上死について有名医師が語る!『自慰中に死ぬ人もいる』」の文面が。
おいおい、「自慰中に死ぬ人もいる」って書いてるだけで、自慰すれば死ぬわけじゃないんだから・・・。
やけに過剰だなと思ったら、目先の情報に踊らされすぎなうちの母親でした。

このページのトップヘ